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【決算速報】ソフトバンク(9434)2021年3月期第2四半期決算

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通信会社の方のソフトバンク(9434)の2021年3月期第2四半期決算が本日(11/4)発表されました。

 

損益の概要

売上高は前年同期比+2.3%、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前期比▲3.8%と増収減益となりました。ただし、営業利益、税引前利益は増益となっています。

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出典:当社決算短信

 

なお、第2四半期単独では売上高が前期比+3.9%、親会社の所有者に帰属する四半期利益は前期比+0.2%となっています。

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出典:株探

 

また、業績予想に対する進捗率は、売上高が50%、純利益が65%と順調に進捗しています。

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出典:当社決算説明会資料

 

 

 

 

収益構造

当社は日本の三大通信キャリアの一つであり、菅政権の携帯料金引き下げ要請の影響で株価が低迷していますが、実際には収益源は多角化しておりモバイル通信料の占める割合は、2019年度で売上高は29%、営業利益は38%に過ぎません。

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出典:当社決算説明会資料

 

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出典:当社決算説明会資料

 

これまで、ZHDやZOZOの子会社化やZHDとLINEの経営統合を進めたり、PayPay事業を育成するなど、非通信事業を当社の成長ドライバーと考えて戦略を進めてきています。

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出典:当社決算説明会資料

 

 

 

 

株価の状況

株価は売出しと菅政権による携帯料金引き下げ要請のダブルパンチで低迷しています。本日の終値は1,211円、予想年間配当金は86円なので、配当利回りは7.10%です。大型株ではJTに次ぐ配当利回りです。

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むすび

コロナの影響はなく、思ったより良い決算だったと思います。今後5Gへの投資や携帯料金値下げによる収益の圧迫が懸念されますが、収益構造を見れば当社はもはや単なる携帯会社ではないことは明かで、もっと大きなスケールで捉えていく必要があると思います。

とは言っても、しばらくは株価が低迷するかもしれませんが、高配当利回りでかつ成長性も期待できる数少ない日本株だと思いますので、長期保有でのんびり成長を待つ方針です。

 

なお、この記事はあくまで私の個人的な見解を示したものなので、投資判断はくれぐれも自己責任でお願いします。