僕が一番重視しているのは配当利回りですが、この配当利回りについて改めて考えてみたいと思います。
配当利回りの計算式は、
配当利回り=1株配当金/株価
ですが、
1株配当金=EPS×配当性向
となりますので、
配当利回り=EPS×配当性向/株価
と表すことができます。
ここで、
PER=株価/EPS
ですから、
配当利回り=配当性向/PER
となります。
この式から、配当利回りが4%になるためには、例えば配当性向が100%だとPERは25倍、配当性向が50%だとPERは12.5倍ということになります。一般的には配当性向が高いと利益が下方修正されたときに減配になるリスクが高くなりますので、高配当株への投資を考える場合、自ずとPERは低くなっていきます。逆にPERが25倍を超えているとタコ配当ということになります。
多くの投資家にとっては当たり前のことなのかもしれませんが、これまで配当性向とPERを関連付けて意識することはありませんでしたので、僕にとっては新鮮な発見でした。