いきなり為替が激しく動いています
日本のマーケットは明日から新年を迎えますが、日本が正月休みの間に、世界のマーケットは激しく動きました。
ドル円レートは円高に進んでおり、瞬間的に104円台を付けた後、先ほど(17時55分頃)は107円台で推移していました。極端な円高は正月休みの間隙を突いた仕掛けのような気もしますが、トランプ政権の運営に対する不安からドルの上値が抑えられ、円高が進んでいるようです。
円高は日本株にとってはネガティブな材料ですし、米国株をポートフォリオの中に持っている僕としては、米国株の円換算額が小さくなってしまうこともマイナスに作用します。
2019年はいきなりマイナスからのスタートになりそうですし、今年は世界的な経済成長の減速に加え、国内では消費税増税があり、株式市場にとっては厳しい年になりそうです。
高配当株投資のチャンス到来
リーマンショック以降、多くの企業の業績は右肩上がりでしたので、過去5年程度の業績を見ても、ほとんどの企業は成長企業のように見えてしまいます。今年は業績の先行きを見る上で過去の延長線で見ることができない点に注意する必要があります。
そんな中ではありますが、12月の株価の暴落のお陰で、配当利回りが上がっています。四季報オンラインで黒字予想の企業を対象に配当利回り4%以上でスクリーニングをすると、ヒットする件数が278件あり、そのうち表示されるのが150銘柄ですが、150位の配当利回りが4.45%となっています。
出典:四季報オンライン
これだけ配当利回りが上がれば、日本株だけでも十分に銘柄を分散させながら5%近い配当利回りのポートフォリオを作ることができるのではないでしょうか。これにREITや米国株を組み合わせれば、かなり分散の利いた高配当ポートフォリオができるでしょう。
今年は業績悪化により減配となるリスクが高まりますので、単純に配当利回りだけを見て投資することは避けた方が良いと思いますが、その一方で、株主還元に対する姿勢がひと昔に比べて積極的になっている企業も増えましたので、業種や配当方針を見た上で銘柄を分散して投資すれば、期待の配当利回りに近い結果を得られるのではないかと思っています。
僕は、マーケットの変動をうまく捉えて下落局面では売りから入るといった器用なことはできませんので、絶えずニューマネーを投じつつ、コツコツと高配当銘柄を発掘していきたいと思います。