たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

【銘柄紹介】アールビバン(7523)

f:id:tamtam0824:20190111002157p:plain

出典:当社ホームページ

 

当社は版画などのアート作品の販売を主力事業とし、ほかにフィットネスやホットヨガを展開しています。1990年代にクリスチャン・ラッセンがすごく流行ったことが記憶にあります。それも当社が手掛けていたのですね。

 

当社は198411月に設立されました。社名のART VIVANTアールビバン)はフランス語で“絵のある生活”を表しているのだそうです。

 

原画は比較的高額になるのに対して版画は一般の人々にも手が届く価格であることから、当社は版画マーケットを確立し、絵画の大衆化を進めてきました。

 

そして、199611月に店頭公開(現ジャスダック上場)を果たしました。

 

20185月にはこれまで赤字だったタラサ志摩ホテル&リゾートを含むリゾート事業の事業譲渡を決めて身軽になりました。

 

 

 

 

 

業績推移

f:id:tamtam0824:20190111002503p:plain

 

これまで配当性向が高く、20173月期に赤字を計上した際にも安定配当を行ったため、BPSは低下し、財務体質は悪化していました。売上高が増加傾向にあり、赤字を計上していたリゾート事業を切り離したことで、本業の業績は順調だと思いますが、子会社でやっている株価指数先物取引の影響が心配です。

 

当期はデリバティブ利益の営業外収益への計上やタラサ志摩ホテル&リゾートの譲渡益の特別利益への計上により、大幅な増益を予想していましたが、1220日に第3四半期で1,225百万円の損失(第3四半期累計では337百万円の損失)を計上する可能性があると発表しています。この先業績予想は下方修正が発表される可能性が高いと思います。

 

 

6カ月チャート

 

f:id:tamtam0824:20190111002550p:plain

 

119日に業績予想の上方修正を発表した後、1112日に年初来高値の925円を付けた後株価は急落し、1225日には550円まで下がりました。株価が急落した後、回復が遅いのはデリバティブ損失に対する懸念があるからだと思います。

 

 

主な指標

 

110日時点の主な指標は次の通りです。

 

株価 615

時価総額 95億円

年間配当金 30

PER 3.74

PBR 0.59

配当利回り 4.88

 

 

 

 

 

コメント

 

当社は赤字が出ても減配しなかった実績がありますし、短期的にはデリバティブ損益による利益のブレはあるものの、本業は順調と考えましたので、400株とわずかですが本日買ってみることにしました。

 

ただ冷静に考えてみると、デリバティブ取引を投機目的でやっているような会社に投資すべきか悩ましいところです。試し買いレベルとはいえ、ちょっと軽率だったかもしれません。