たむたむの配当金生活への道

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大和証券グループ本社(8601)の2019年3月期第3四半期決算

大和証券グループ本社8601)の20193月期第3四半期決算が129日に発表されました。結果は営業収益は前期比+1.8%、四半期純利益は前期比▲31.9%と若干の増収ながら大幅な減益となりました。

 

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出典:当社決算短信

 

 

 

 

 

当社の決算説明資料によれば、ポジティブなトピックスばかりが並んでいますが、減益の最も大きな要因は、金融費用の増加です。前期の104,488百万円に対して当期は176,617百万円と、金融費用が69.0%も増加しています。

 

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出典:当社決算説明資料

 

 

セグメント別の業績を見ると、セグメントごとの損益の変動がかなり激しいことがわかります。第3四半期累計では、リテール部門、ホールセール部門とも経常利益は前期比4割以上減少していますし、投資部門においては経常利益が15百万円とほぼ0になっています。

 

さらに四半期毎の推移を見ると、リテール部門は昨年から減益傾向が続いており、ホールセール部門は、グローバル・マーケッツ、グローバル・インベストメント・バンクとも四半期毎に損益の状況が目まぐるしく変わっています。

 

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出典:当社決算説明資料(単位:百万円)

 

 

当社は業績予想を開示していませんので、四季報予想に対する進捗率を計算すると、経常利益で進捗率52.8%、当期純利益で進捗率57.3%となっています。この進捗ペースでは通期で四季報予想を達成するのは極めて難しいと言えそうです。

 

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出典:四季報オンライン(単位:百万円)

 

 

 

 

 

 

証券会社という業種から業績が不安定なのは理解できますが、だからこそ、積極的な投資対象になりにくいということになります。配当予想も四季報では前期並みの年間28円となっていますが、中間配当が前期13円に対して当期は12円と減額されていますので、このペースで行くと、期末も減額される可能性があると思います。

 

この決算を受けて本日の株価は前日比▲6.22%と大きく下げました。僕のポートフォリオの中ではDランクですので実額では大したマイナスではありませんが、いくら配当利回りが高くても、やはり証券会社に対する投資は慎重になってしまいます。

 

 

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