たむたむの配当金生活への道

草食系投資家のたむたむが、高配当株への投資で夢の配当金生活を目指します。

高配当株に対する僕の考え方の変化

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ここ数年は高配当株投資という投資方針が固まってきて、時に脱線をしながらも、ポートフォリオの大部分は高配当株で構成されていました。しかし、ここに至るまでは紆余曲折あり、かつては配当利回りなど全く考えないばかりか、配当を否定するような考え方をしていたこともありました。

 

 

 

 

 

配当を否定するような考え方をしていたときは、配当金は受け取る時点で株主に税金がかかるものだから、企業は配当金を支払うよりも、その分を成長投資に回し、企業価値の向上を通じて株主に還元すべきであると考えていました。そして利益を再投資して高い成長が期待できる銘柄として、高ROE銘柄を主たる投資対象と考えていました。

 

しかし、マーケットの乱高下を経験すると、いくら企業が内部留保を厚くしても、マーケットのセンチメント次第で簡単にPBRは1を割りますし、企業が成長するまで辛抱強く待っても、期待したような成長をせず、最後は暴落して終わりということも多々ありました。

 

一方、配当金はその時点でキャッシュを受け取るわけですから、ある意味、そこで一部利益を確定したのと同じ効果があります。もちろん複利効果という点から見ると、税金は大きなマイナスではありますが、マーケットが不安定であり、企業の成長性に不確実性があるという現実の下では、投資対象から確実にキャッシュを回収するという意味で、高配当株投資も一定の合理性があるのではないかと考えるようになりました。

 

しかも高配当株投資はバリュー投資の一種でもあります。配当利回りが高いということは、必然的に、利益に対して株価が割安だということになりますので、高配当株投資は、低PER投資の一種と言うことができます。

 

 

 

 

 

このような考え方の変化があって、今の僕の投資スタイルがあります。高配当株投資はマーケットの勢いがあるときはアンダーパフォームして皆から取り残されたような気分になることが多いですが、マーケットが暴落したときはしぶとい動きを見せ、下値抵抗力が強いことを実感してきました。

 

高配当株はこのような特徴を持っていますから、一獲千金を狙う人には不向きですが、時間をかけてじっくり資産を増やしていきたい人には向いた銘柄だと思います。

 

高配当株は成長資金に対する需要が小さく成熟産業に多い傾向にありますが、近年は多くの企業が株主還元の強化を表明しています。その結果、銘柄の選択肢はかなり増えてきましたので、ひと口に高配当株投資と言っても、様々な特徴を持ったポートフォリオを作ることができるのではないでしょうか。

 

 

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